乳酸菌は血糖値を改善する効果がある?

血糖値というと自分で計測できるものではないですし、確実に『血糖値が高い!』という自覚症状はありません。
でも、生活習慣が原因となって血糖値が上がりやすいという人は実に多いものです。
自覚症状がないまま放っておくと大きな病気になってしまう可能性もあるので注意が必要なのです。

そこで、血糖値を改善するのに有効なのが乳酸菌です。
糖尿病の人で薬を飲んで効果がなかった人でも、乳酸菌を効率よく摂取することで血糖値を改善する効果が出たという人もいらっしゃるようです。

生活習慣が乱れると血糖値が上がりやすい

遺伝的な要素ではない場合、糖分の多い食事や過剰な飲酒が主な原因となって血糖値が上がりやすくなると言われています。

また、過度のストレスや疲労、睡眠不足の時にも血糖値は上昇する傾向にあります。

つまり、現代人にありがちな生活習慣の乱れが血糖値の上昇に大きく関係しているのです。

結果的にインスリンが不足してしまう

どのような生活習慣が影響しているにしても、結果的には体内のインスリンが不足することによって血糖値が上がるしくみになっています。

通常は血糖値を保つために膵臓からインスリンが一定量分泌されています。
しかし、先ほど挙げたような生活習慣の乱れが原因でインスリンの分泌量が減ってしまうことがあるのです。

血糖値を上げる食事
例えば、極端に糖分が多い食事をした場合、膵臓から分泌されるインスリンの量が追いつかなくなってしまい、血糖値を下げることができなくなってしまいます。
アルコールの摂取にしても、飲み過ぎは糖分が過剰になるので同様のことが言えます。
本来は、ある程度の糖分であればインスリンがきちんと働いてしばらくすると血糖値が正常な値にまで下がります。

また、過度のストレスや疲労は膵臓にダメージを与えるため、インスリンの分泌量自体が減ってしまいます。
あと、睡眠不足の時にはインスリンの働きが悪くなってしまうことが明らかになっています。

・甘いものを食べ過ぎてしまう。
・お酒を飲む量が多い。
・仕事のストレスや疲労に悩んでいる。
・深夜までインターネットに時間を費やして睡眠時間が短くなる。
などなど、インスリン不足になりやすい生活習慣は固定化しやすい傾向があります。

血糖値上昇による病気
そして、乱れた生活習慣のせいで慢性的にインスリン不足に陥り、高血糖の状態が続いてしまうと、糖尿病や高血圧になるリスクが高くなります。
ですから、意識的に生活習慣を改善していく必要があるということなのです。

rDNA乳酸菌にはインスリンを分泌する働きが?

2人のアメリカ人准教授が「遺伝子組み換え乳酸菌には血糖降下作用がある」という研究を発表したことが話題になっています。

糖尿病学術誌の中の論文なのですが、糖尿病のラットに「rDNA乳酸菌」を与えたところ、インスリンを分泌する働きが確認されたというものです。
まだ動物実験の段階ですが、腸内細菌研究の目覚ましい発展によって、近い将来、新しい糖尿病治療方法が見つかるかもしれないという大きな希望になりそうですね。

カスピ海ヨーグルトも血糖値上昇を抑制する

食卓でお馴染みのヨーグルトですが様々な種類の商品が存在しています。
その中でも、独特のねばりが特徴的な「カスピ海ヨーグルト」には血糖値の上昇を抑制する効果があるということで注目を集めています。

これは、カスピ海ヨーグルトに含まれる「クレモリス菌」という乳酸菌の働きによるもので、食事と一緒に摂取することで血糖値の上昇がゆるやかになるという実験結果が出ています。

また、インスリンの過剰分泌を抑える効果もあるということですので、甘いものの食べ過ぎでインスリンの無駄使いをしてしまっているような人にはおすすめと言えるのではないでしょうか。

カスピ海ヨーグルトは食事の際のインスリン分泌をスムーズにして血糖値を急激に上昇させないようにする効果が期待できると思いますので、食習慣が気になる人は積極的に摂取するのが良いでしょう。