乳酸菌は高血圧の予防に効果的

生活習慣病というのは、日常生活の中の習慣的な行動が反映される病気のことです。
「高血圧」も立派な生活習慣病ですので、発症の予防には生活習慣の根本的な見直しが必要となります。

高血圧の原因は生活習慣の乱れ

「高血圧」の症状が現れるのは40代以降の中高年層が大半を占めています。
しかし、近年ではストレスや食の欧米化といったマイナスの要素になるライフスタイルへの変化のせいで、若年層でも高血圧の症状が出るケースが増えています。
高血圧と乳酸菌

原因として考えられることは生活習慣の乱れですが、特に食生活の乱れが大きく影響しています。
具体的には、脂肪分や塩分の多い食事の摂り過ぎが気になる人は要注意です。

腸内環境の悪化が高血圧の原因

脂肪分の多い食事は悪玉コレステロールや中性脂肪を多く含んでおり、それらを分解するために悪玉菌がどんどん増加して働きが活発になってしまいます。
そうすると善玉菌より悪玉菌が優勢になってしまいますので、腸内環境が悪化してしまうのです。
高血圧の原因となる脂肪分

腸内環境が悪くなると余計な中性脂肪や悪玉コレステロールを上手く排出できなくなり、それが血液中に流れ出て血管内に付着してしまいます。
そうなると血管が収縮して結果的に高血圧の症状が出てしまうということなのです。

また、日本人の好むような嗜好食品の影響で塩分の摂り過ぎも気になるところです。
例えば、ハンバーガーなどのファストフード、カップラーメンなどのインスタント食品、おやつによく食べるスナック菓子には非常に多くの塩分が含まれています。

1製品当たり5g以上の塩分を含んでいるものが多く、それだけで軽く1日分の摂取量を満たしてしまいます。
今の時代、食事として塩分たっぷりのカップ麺やハンバーガーを食べ、おやつにはスナック菓子を食べるといった食生活をすることは珍しくなくなってきました。

塩分もまた摂り過ぎると血圧を高くしてしまいます。
塩分の多い食事を続けているとナトリウムの排出が十分に行われなくなり、血液の量が増えて血圧が上昇してしまいます。

しかも、塩分はコレステロールを高める作用もあるので、脂肪分も一緒に摂取することで血圧がより一層上昇しやすくなってしまいます。
先ほど挙げたファストフードやインスタント食品など塩分に加えて脂質も多く含まれる傾向がありますから、血管にかなりのダメージを与えることは間違いないでしょう。

しかし、塩分は適切な摂取量に減らすことで早い段階で確実に血圧が低下します。
一方、脂肪分は摂取量を減らしても血管に与えるダメージが大きいために、血圧を下げるまでに時間を要します。
ですから、どちらかと言えば脂肪分の摂取量を重要視した方が良さそうです。

悪化した環境を整えるなら乳酸菌

高血圧の予防と改善には脂肪分と塩分の少ない食事を心がけることが第一条件となりますが、余分な中性脂肪と悪玉コレステロールを上手く排出するためには、腸内環境を乳酸菌の摂取によって良好に保つことが効果的です。

なぜならば、腸内環境が善玉菌の多い状態になると、便が余分な中性脂肪と悪玉コレステロールを吸着して体外へ一緒に排泄しやすくなるからです。

そこで、善玉菌を増やすにはどうすればいいのかということになりますが、腸内に乳酸菌を届けることが非常に重要なのです。
乳酸菌が腸に届けられると悪玉菌を腸内から減少させる酸を生成し、高血圧の原因となるコレステロール値を下げてくれる作用があるのです。

しかし、すべての乳酸菌が効果的ということではなく、生きたまま腸内に届く乳酸菌の摂取が望ましいとされています。
つまり、胃酸に負けない乳酸菌がおすすめということなのです。

「フェカリスFK-23菌」は血管を拡張する効果あり

近年の研究からは、ある種類の乳酸菌に血圧を低下させる作用があることが明らかになりました。
それが、正式名称「乳酸菌エンテロコッカスフェカリスFK-23菌」、通称「フェカリスFK-23菌」です。

この菌に含まれる核酸RNAのアデノシンという成分は直接血管壁に作用するのですが、血管を拡張さることで血圧を下げてくれる効果があるということが研究によって明らかになっています。

しかも、血圧降下剤として特許を取得しているメーカーもあるくらいなので、高血圧の人にはピッタリの乳酸菌と言えるのです。