乳酸菌でうつ病が改善!その理由とメカニズムを解説

日本人の現代病とも称される「うつ病」。
ストレスへの抵抗力が弱くなって心と体が不安定な状態に陥ってしまう病気です。
『なんだかだるい。』などという軽度な症状から、日常生活にも困難を来すような重度の症状まで、本当にたくさんの方が悩んでいらっしゃいます。
そんなうつ病の予防と改善には、実は乳酸菌が効果的なようです。

うつの原因はセロトニン不足が関係している

うつの症状はさまざまですが、
・無気力になる
・朝起きられない
・他人とのコミュニケーションを拒絶して閉じこもる
・不安を抑えられない
・自律神経失調症
・少しのストレスでダメージを受けやすい
・痛みに弱くなる
というのが代表的なものとして挙げられるのではないでしょうか。

これらの症状はセロトニン不足が原因で起こると考えられています。
うつ病と乳酸菌

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれている心身の安定を保つ役割のある物質のことです。
通常であれば私たちが不安や痛みを感じた時に、安心感を与えたり痛みを和らげたりするために脳内でセロトニンが分泌されるしくみになっています。

しかし、
・加齢による身体機能の衰え
・睡眠不足
・人間関係や仕事のストレス
・腸内環境の悪化
以上のような要因によって脳内のセロトニンが不足しがちになるので、心と体のバランスをとることが難しくなってきます。
その結果として「うつ」を引き起こしてしまうということなのです。

現代人のライフスタイルから考えると、誰もがセロトニン不足から引き起こされるうつ病になる可能性があるというのが現状です。

セロトニンの生成には腸内環境が大きく関係している

セロトニンが不足する原因一つとして、先ほど「腸内環境の悪化」を挙げました。

実は心身のバランスを保ってくれるセロトニンを生成する上で非常に重要な働きをしてくれるのが「腸内細菌」であるということが明らかになっています。
腸内細菌の棲家は腸内ですので、つまり、腸内環境が悪化することで腸内細菌が棲みづらくて働きも弱くなってしまい、セロトニンを作りにくくなるということになります。
そして、セロトニンが不足した結果としてうつ病を発症してしまうケースがあるということなのです。

私自身はうつは心因性の病気だと思っていたので、うつ病と腸内環境が直接的に関係しているとは知りませんでした。
心の病気という認識強かったので悩みが多いとなるものだとばかり思っていましたが、腸内環境が悪い状態が続くとうつ病になってしまうかもしれないんですね。

逆に考えれば、腸内環境が正常であればセロトニン不足になりにくく、つまりは他の人よりもうつ病になりにくいとも言えるわけです。

腸内環境を整えるためには乳酸菌が欠かせない

セロトニンは食材自体に含まれているわけではないので、食事から直接摂取することが不可能な物質です。
それでは増やすことはできないのかというとそうではありません。

セロトニンのほとんどは腸内で作られていますから、増やしやすい腸内環境にしてあげれば良いのです。
ですから、腸内環境を整えるのに有効な乳酸菌が大きな役割を果たすと言えるでしょう。
腸内で乳酸菌が活発に働ける状態であればセロトニンを作り出すパワーもアップします。

また、セロトニンの原料となるのは肉や魚、ナッツ、乳製品などに豊富に含まれている「トリプトファン」という必須アミノ酸です。
腸内で乳酸菌が活発に働く状態になっていて、しかも原料もたくさんあれば、より一層セロトニンが増えやすくなるかもしれませんね。

食事面ではトリプトファンが摂取できるように気を配り、もちろん、乳酸菌はヨーグルトやサプリメントから摂取するのがおすすめです。