
アレルギー体質の犬や猫でも効果があるの?
ご家庭で飼っているペットがアレルギー体質だということでお悩みの飼い主さんもいらっしゃると思います。
乳酸菌が人間のアレルギーに効き目が高いということは最近ではよく知られるようになってきましたが、実は動物に対しても同様の効果が期待できるようなのです。
犬や猫のアレルギー症状の特徴と乳酸菌の効き目
犬や猫のアレルギー症状としては、
・皮膚のただれ
・アトピー性皮膚炎
・脱毛
・目やに
・くしゃみ
・便秘や軟便
などが挙げられ、人間と同じようにツライ思いをいているワンちゃん・ネコちゃんもいるのです。
もちろん、お薬で症状を抑えることは非常に効き目が早く現われるので良いのですが、体の中から根本的に症状を出にくくしてあげることは飼い主さんにしかできないケアです。
そこで、毎日の生活の中で乳酸菌を与えてあげることが望ましいのです。
適度に乳酸菌を補うことで大腸内における免疫抗体の産生が活性化され、アレルゲンに対しての過剰反応を抑止することにつながるということです。
人間と同じ乳酸菌が効くのか?
動物のアレルギーには人間と同じ乳酸菌が効くのかというとそうではありません。
動物ごとにDNAが異なるように、必要とする乳酸菌にも固有のDNAがあります。
それぞれの種に応じた種類の乳酸菌でなければ有効に働かないのです。
ですから、人間のアレルギーに良いと言われている乳酸菌でも、犬や猫のアレルギーに対しては思うような効き目が出ない可能性の方が高いのです。
また、人間の場合は自分の体に合う乳酸菌が動物性のものか植物性のものか分かれる傾向があります。
しかし、犬や猫の場合はほとんどの場合、動物性のものが良いと言われています。
犬と猫は同じ乳酸菌でも効き目があるのか?
毛艶を良くしたいとか、成長期や高齢期の栄養補助としての機能を求めるものであれば、乳酸菌の種類や犬猫の区別なく与えても何らかの効き目があるかもしれません。
しかし、アレルギーの改善ということであれば、犬猫で区別して、乳酸菌もアレルギーに対応しているものを選んであげた方が良いでしょう。
本来であれば、犬には「イヌ由来」の、猫には「ネコ由来」の乳酸菌が高い効き目を発揮します。